不健康

大きな声でストレス発散!それって喉の負担は?声帯ポリープの心配は?

ストレス解消でヤッホーと叫ぶ独身OL

大声はストレス解消にもなりますがほどほどに

ワールドカップはもちろん、Jリーグでの応援席を見ていると、選手とサポーターはまさに一心同体!!と思わせますね。

ゴールの瞬間、あるいはピンチの瞬間スタンドでは絶叫の渦で、それはテレビ観戦でも同様です。

あれだけ大声で声援を送り続けるスポーツは他に見当たらないと言ってもいいでしょう。

実際に熱狂的なサッカーファンは年中、声を枯らしています。ゲーム展開に夢中になってつい大声を出している時、実は声帯に大変な負担がかかっています。

声が枯れる、枯れている状態と言うのは、声帯が炎症を起こしている証拠です。

声彼なのか?声帯ポリープなのか?

声枯れが一過性なら元に戻りますが、声枯れが治らないうちに大声援を繰り返していると、声帯ポリープが出来てしまいます。

声帯にポリープが出来てしまうと、声帯はきちんと閉じなくなり言葉が聞き取れないほど声枯れがひどくなります。

のどは常にいがらっぽい異物感を伴い不快感に悩まされます。

サッカー中継で「ゴォ~~~~~ルゥ~~~~」と大絶叫を繰り返すアナウンサーの喉が心配になります。

声帯の疾患には、ポリープのほかにも声帯結節ポリープ様声帯があります。

声帯結節は左右の声帯の同じ場所(粘膜)に小さな硬いしこり(結節)ができるものです。これは歌手の職業病とも言えます。

ポリープ様声帯は声帯全体が水ぶくれを起こしたように腫れてしまうものです。やはり、声帯が閉じないため、ポリープ同様の症状をきたします。もちろん、主原因は大声の出し過ぎです。




カラオケも歌い過ぎるとカラオケポリープを患うことも

ところで、声帯ポリープには「カラオケポリープ」という異名があるのを知っていますか?

カラオケボックス全盛時に命名されたものですが、由来はカラオケで大声を出して歌い続ける人に症例が多いことからです。

タバコの煙が充満するカラオケボックスで、アルコール度数の高いお酒を飲みながらだと、一晩でカラオケポリープになることも珍しくありません。

そうです。タバコもアルコールも喉を傷めるからで、大声・酒・タバコは喉や声帯にとってまさに『三悪そろい踏み』といえます。

サッカー、カラオケを横綱とすれば、ライブコンサートや各種スポーツ観戦、騒音のひどい野外での大声でのやりとり、夫婦喧嘩での罵り合い、遊園地に絶叫マシーンは大関クラスでしょうか。

声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯のいずれもガンとは関係なく、初期のうちなら『沈黙療法』で治ります。そう、ノン・オシャベリ療法です。

一定期間、通常1週間から10日間くらい、可能な限り声を出さない生活をします。声帯を休ませることが何よりの治療なのです。

症状によってはその間、抗炎症薬やステロイドの吸入を行うこともありますが、それでも手術するほど悪化させるよりずっとマシです。

声枯れという症状は大声だけでなく、風邪をひいたときや声帯をつかさどる神経のマヒでも起こります。

また、喉頭、咽頭ガンの初期症状の一つでもあるので、たかが声枯れと軽く考えないようにしましょうね。