不健康

健康にはやはり和食が一番ですよね?って本当?

健康的な和定食の裏には…

和食は本当に健康に良いのか

健康の事を考えて、和食党の宣言をする人っていますよね。

たしかに、世界的な伝統食への回帰ブームもあって、日本人が長寿なのは和食のおかげだと、海外でも和食への評価は高いものです。

しかし、「やっぱり大昔から日本人が食べてきた和食が日本人の体質にあっていますよね」と悦に入っているそこのあなた!あなたの食べている和食は、本当に健康的な和食なのか疑ってみる必要がありますよ。

たとえば、食堂の昼定食やファミリーレストランなどでよく見かける、ご飯・みそ汁・肉じゃが・焼き魚・漬物、という典型的な組み合わせの「和定食」を、伝統的な和食とは思っていませんか?

まず、肉じゃがですが、日露戦争で有名な東郷平八郎が留学先のイギリスでシチューを食べて考案したと言われています。

しょう油で味付けされているので和食だと思いがちですが、肉じゃがはカレーライスと同じく、明治時代になって登場した洋食の一種なのです。

このように、今の私たちが食べている「和食」は、現代風にアレンジされたライトな和風メニューであることが少なくありません。それを伝統食と勘違いしていると困ったことになります。




現代風和食の問題点はカルシウム不足と塩分過多です

現代風和食で、特に問題となるのがカルシウムの不足です。

昔の日本人の食卓には小魚、ひじき、小松菜、切り干し大根といった食材にはカルシウムがたっぷりと含まれています。

しかし、現代風和食では、せいぜいつけ合わせとして小皿に盛られている程度ではありませんか?

 

乳製品を摂らなくても、昔の日本人はカルシウム豊富な乾物などの副食材をたくさん食べていました。

カルシウム不足になりがちな現代風和食では、歯や骨が弱くなり骨粗しょう症が心配です。

 

また、豆腐や魚にかけるしょう油や佃煮、梅干し、味噌汁のみそと、和食中心の生活はどうしても塩分過多になりやすい傾向があります。

塩分の摂り過ぎは高血圧を招き、腎臓に負担をかけます。塩分の摂取量が多い寒い地方では、そうでない地域に比べて胃ガンの死亡率が2倍近くになるという統計もあります。

塩分を減らすためのポイントは、だしです。現代のご家庭ではインスタントの「だしの素」を使用して済ませていませんか?だしの素には塩分がやや多く含まれています。

しかし昔ながらに、カツオブシやコンブ、煮干しや干しシイタケでとっただしならば、だしの素よりも塩分を減らすことが出来ます。

手間をかけてきちんととっただしはとった和食は、おいしいだけでなく、塩分控えめで添加物の心配もありません。

たしかに和食は日本人の知恵が込められた健康的な食事です。しかし、現代風のライトな和食は伝統食とは言い難く、健康面でも内容が伴っていないのが正直なところです。イメージに騙されてはいけませんよ。