ビジネスマナー

ビジネスの場面では論理的に意見を述べることが自己表現として重要です

自己表現の鉄則

ビジネスでは感情をぶつけても納得されません

街中で子どもが駄々をこねて泣き叫ぶ姿を見たことがあるでしょう。

親はなんとかなだめようと説得したり、または怒ってみたりして、おとなしくさせるのに必死です。

しかし子どもは「イヤだあ」とか「買ってえ」とわめくばかり。親もそのうち「ダメなものはダメ」と理由にならない理由をあげて感情的になっているのもよくある光景です。

駄々をこねる子どもに手を焼く親も大変ですが、周囲もワガママな子どもの姿を見るのはあまり気持ちがいいものではありません。

会社で似たようなことが起きたらどうでしょう。

「だって、その仕事がどうしてもやりたいんだもん」とか「イヤだ、やりたくない、イヤなものはイヤ」と駄々をこねる社員がいたらどう思いますか?

社会人でも、自ら進んでやりたいこともあれば、やっぱりやりたくないこともあります。

どんな場合でも「おっしやる通り、大賛成です」と言えるはずありません。

相手と意見が対立したとき、または自分の意志を通したいとき、論理的に相手を説得できるのがオトナです。

「イヤだ」「できない」「やりたくない」と感情の赴くまま自己主張したのでは、精神年齢が疑われてしまいます。




論理的に説明できることがオトナの実力

ビジネスの場面では、自分の考えをきちんと論理的に説明できなくてはいけません。

そういうと難しく聞こえますが、基本は簡単です。

賛成」「反対」あるいは「イヤだ」という自分の結論について、「なぜ、そうなのか」という理由を誰もが納得できる形で説明すればよいのです。

次の例を見てください。相手がこのような話し方をしたとき、あなたはどのように受け止めるでしょうか?

  • (1)「イヤです。とにかくイヤなものはイヤなんです。絶対にイヤ」
  • (2)「それはいいですね。とにかくいい。絶対に実行すべきです」
  • (3)「それについては、必要な予算を確保できない現状と、この分野は将来性が期待できないという調査会社のデータから判断して、私は賛成しかねます」
  • (4)「それについては賛成です。なぜかといいますと、類似商品が販売数を伸ばしている現状と市場調査のデータ、また収支予想を見ても来期の収益に確実につながると判断できます。ですから、私としては賛成です」

もし、自分の意見に対して(1)と(2)のような発言をされたら、あなたは納得できるでしょうか。

納得するどころか相手に不信感を抱く、あるいは腹が立つという人もいるでしょう。

上司や先輩達も(3)と(4)のような発言をされたなら、「なかなか分析能力が高い」と評価するでしょう。

かりに反対意見を突きつけられた場合でも「一理あるな」とか「考えてみる価値はあるな」と思えるはずです。

そうなれば、相手をその場で説得できなくても、反対意見を述べた価値はあります。

論理的な話し方とは、自分の結論に対する明確な理由とデータ、そして実例をわかりやすく指示することで、自分の意見に説得力や正当性を持たせるということです。

ビジネスの世界では、仕事を完遂するために自分の考えを通さなくてはいけない場面も出てきます。

論理的に自分の意見を述べ、関係者達が納得して動くようにできれば実力のあるオトナとして認められます。

会社とは、そういうオトナが重要な仕事を任される場所なのです。まずは身近にいるオトナ達の話し方や論理展開を学んで、少しずつ組織で通用する実力をつけていきましょう。

  • 感情優先の意見は子どものワガママと同じ
  • 論理的とは、「なぜ」の部分を誰もが納得できること
  • できるオトナほど、論理的に意見を述べて周囲を説得できる