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好感を持たれる会話とは?相手は何を求めているかを考えましょう

会話の極意

会話では意外な反応が返ってくる

自分は冗談のつもりで話したのに、相手が妙に真剣になって戸惑ったとか、反対に、こちらは真剣に話してるのに相手が冗談半分に返事をし、不愉快に思ったという経験はありませんか?

たとえば「この前、中村がコーヒーを飲んでるときに笑わせたら、あいつ鼻からコーヒー出してさ……」と笑い話を聞かせるつもりだったのに、相手が急に真顔で「ひどいヤツだな。それでも友達か?」と説教を始めたらどう感じるでしょう。

「自分はひどい人間だ」と反省するでしょうか?

むしろ、説教を始めた相手に「冗談の通じない、つまらないヤツ」という印象を持つのではないでしょうか。

あるいは、あなたが真面目な話をすれば真剣に耳を傾け、ジョークを言えば一緒に笑ってくれる友達がいるとします。

ところが、相手のふとしたひと言で、自分はまるで理解されていないとわかってガックリした、そんな経験はないでしょうか?

人間関係を守るためのテクニックとは

相手の話をきちんと理解し、場の空気を読みながら適切な反応を示すというのは、実はそう簡単ではありません。

誤った反応を示すことで、ときには人間関係に大きなヒビが入るかもしれません。たとえば、あなたが仕事で何か失敗をしたとします。

上司はまだ新人のあなたをきつく叱るのはよくないと判断し、優しく苦笑まじりに注意するかもしれません。

そのときあなたが、上司の忠告を「単なる冗談」と受け取ったと想像してみてください。恐ろしい結末が待っていることがわかるでしょう。




好感を持たれる会話のテクニック

あなたとの会話で、相手が「話しやすい」と感じていれば、相手はあなたに好感を抱いていきます。

その結果、思いがけない情報まで話してもらえたら、あなたは、いわゆる「聞き上手」です。

コミュニケーションが苦手な人に比べて、集まってくる情報量は雲泥の差になり、それは仕事の成果に表れてきます。

相手が気持ちよく話せる雰囲気作りには、次のようなテクニックがあります。

(1)相手の意見を自分なりに分類し、要旨を整理できる

相手の話を受けて「それはつまり、こういうことですね」と重要な点をまとめて確認すると、自分の考えが整理できます。

さらに相手には、「わかってもらえている」という安心感を与え、相手の考えを整理してあげることもできます。

(2)質問をはさむ

(1)が上級テクニックだとすれば、これは素朴に「なぜでしょうか?」「どのようにでしょうか?」と尋ねること。

英語の「Why?」「HOW?」に当たる質問も、相手の考えを整理するのに役立ちます。

同時に、相手に「あなたの話に興味を持っています」という意思表示にもなります。

(3)あいづちやうなずきをうまく使う

あいづちやうなずきは「自分の話は伝わっている」と相手に安心感を与える最も簡単なテクニックです。

「はい」「そうですね」「なるほど」「それから?」などのひと言が持つ威力は意外に大きいのです。ただし、仕事では「うん」というあいづちは使ってはいけません。

(1)や(2)を身につけるには、それなりの経験や慣れが必要です。

まずはあいづちやうなずきを使い分けることから始め、少しずつ上達するように心がけましょう。

あなたが親近感を持って話せる人がいれば、その人の聞き方や話し方を参考にしてみるとよいでしょう。

  • 相手の意図と反対の反応は人間関係を崩す第一歩
  • 要旨を整理しながらの確認・質問は相手の会話をひき出す
  • あいづちやうなずきだけでも、相手の好感度は違う