ビジネスマナー

コミュニケーションに大切なのは聞き上手になることです

聞き上手な女性

最後まで聞かないとわからない

まだ話の途中なのに、相手がいきなりあなたの話をさえぎって、勝手に話しはじめたという経験はありませんか?

そういう人にかぎって、こっちの話は聞いていなかったり、間違って解釈していたりするものです。

「ちゃんと聞いてよ!」と怒鳴りつけたくなる人もいるでしょう。

逆にあなたが相手の話を途中で早合点して損をしたという経験はないでしょうか?

会社の仕事でも、相手の話を最後まで聞かずに早合点すると、とんだ失敗になります。

たとえば上司から「あの報告書はよくまとまっていた」と言われ、うれしくて「あの資料を見つけたときには運がよかったと思いましたよ」と得意げに話しは七めたら、「しかし、部長の名前が間違っていた。次回から注意するように」と注意されたとします。

この場合、間違えてはいけないところでミスしたのですから、得意になるどころか謝らなければいけません。

上司の注意ならまだ許されますが、もしこれが得意先からのクレームだったら笑い話ではすまされません。

聞き上手になるためには経験も必要

聞き上手とは「聞くべきときにきちんと聞ける人」のことです。

他人の話を聞くことは簡単なように見えて、実はできていない人が意外と多いものです。

相手の話に集中しているつもりでも、適切な返事ができなかったり、自分が次に話すことを考えてしまったりすることがあります。

ましてや、相手の話をさえぎってまで自分が話しはじめるような振る舞いは、社会人として完全に失格です。

話の腰を折らないで、適切な反応が示せるように、聞きどころ、話しどころのタイミングをつかむことです。そのために、次の点を理解しておくとよいでしょう。




最後まで聞く

相手の話は最後まで聞かないと、相手が伝えたい内容は理解できません。

最後までしっかり聞いてから、どう返事するかを判断するようにしましょう。

相手の言動をよく観察する

言葉だけ聞いたら意味を取り違えそうな話でも、相手と直接向かい合って話すと意味がよく伝わってくるものです。

顔の表情や声の調子、身ぶり手ぶりなどにも注意の目を向けましょう。

相手の主張を正確に聞きとる

文章を読むときに「この大は何を言いたいのか」と考えるように、会話の最中にも相手が本当に伝えたいことを推察するように努めましょう。

早合点ではなく、相手の伝えたいことが正確につかめるようになるとしめたものです。

相手の立場で真意を聞きとる

ストレートな表現が多い英語などと違い、日本語では遠まわしの表現があります。

ビジネスの世界にもその傾向はあって、「あった方が助かる……つまり、この人の場合は“不可欠”つて意味だな」というように、言葉の裏側にある真意を汲み取らなければいけません。

裏側の真意は一定の法則があるのではなく、相手の立場や性格によっても違ってきます。

その判断は、人付き合いのなかで身につけていくものです。聞き上手になるには、経験を積むことが大切なのです。

  • 最後まで話を聞いてから判断する
  • 言葉だけではなく、表情も言いたいことを知る要素
  • 遠まわしの表現は、裏側の真意を汲み取る