不健康

便秘解消のために食物繊維をせっせと取っているのに逆効果??

食物繊維を摂るために勝ってきたキャベツ

便秘解消やダイエットに食物繊維の摂取は大切です

朝、ゆっくりとトイレに行けずに、ちょっと便意を感じてもそのまま家を飛び出して出勤してしまう。そして、いつのまにやら便秘気味に…なんて人はあなただけではありません。

ゴボウや豆、サツマイモ類を原料としたスナック菓子が増えているのもそんな時代を象徴しています。パッケージに「食物繊維た~っぷり」なんて書いてあると、ついついそちらを選んでしまう人も多いのではありませんか?

かつて、食物繊維は体の構成成分やエネルギーにならないため、無益なカス扱いでした。それが最近では、糖質、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルに次ぐ第6の栄養素として重要視されています。

とくに美容面では「便秘解消」の食物繊維は、ビタミンCと並んで大切な栄養素とされています。

食物繊維が便秘に良い理由

便秘をしていたら、お肌は荒れるし肥満にもつながります。だからせっせとゴボウを食べる女性も多いでしょう。

食物繊維を多量に含むゴボウは低カロリーなので、たくさん食べても太る心配が無く、ダイエットにゴボウは常識となっています。

 

確かに、食物繊維は便通を整えます。

なぜなら繊維は便の量を増やして、水分を吸着して、便の柔らかさを保つからです。柔らかい便が多くなれば、大腸が刺激されて、蠕動運動(ぜんどう運動、腸が消化物を送る運動)が活発になって便が押し出されるという仕組みです。




水溶性と不溶性の2つの食物繊維

しかし、その食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があるのはご存知ですか?いくら繊維とはいえ不溶性のものばかりを食べていては、便は硬くなり、体内に溜まってしまいます。

そして、残念なことにゴボウの繊維は不溶性なのです。

「毎日欠かさずゴボウを食べているのに、ちっとも便秘が治らない」という訴えが珍しくないのはこのためです。

 

これ以外も、食物繊維の豊富な食べ物と思われがちなサツマイモ、キノコ、豆類は全てが不溶性の線維です。

素人考えで食物繊維たっぷりの食事をしていても便秘が治らないどころか、かえって便秘をひどくしてしまっているかもしれません。

 

本当に便秘に効果のある水溶性の繊維を含んでいるのは、果物、海藻類、葉菜類です。

特に熟した果物に多いペクチン、海藻類に多い多糖類という成分は、トロトロしたゲル状になりやすいので、便を柔らかくする作用が期待できます。

 

便秘を解消したいのなら、ゴボウやサツマイモより、干し柿やバナナ、昆布やヒジキを食べた方が効果的です。

もちろん、不溶性だろうが水溶性だろうが、食物繊維のみでは便秘は治りません。

他にも、水分、油脂(便の通りをスムーズにします)、クエン酸など酸味のある食品(大腸を刺激する)、ビタミンB、C、E(大腸の自律神経を調節する)が必要です。

 

つまり、色々な食べ物をバランスよく食べなきゃ駄目と言うわけです。

「食物繊維で便秘をばっちり解消!!」は食品会社やドリンクメーカーのCM文句であって、実際には便秘解消はそんなに簡単なものではありません。