不健康

アルカリ性食品を毎日食べるのは健康に効果的なの?

梅干し

 

「体にいいのはアルカリ性食品で、酸性食品は体に悪い」は健康マニアの間ではもはや定説です。

 

そして、アルカリ性食品の代表と言えば日本の誇る保存食梅干しです。定期的にアルカリ食品を摂るために、梅干しを毎日食べることも流行しています。

 

ところで、なぜ酸っぱい梅干しがアルカリ食品なの?酸っぱいなら酸性なのでは?と思うかもしれませんね。食品の酸性・アルカリ性は味で決めるわけではありません。

 

食品にリトマス試験紙をピトッと貼り付けて調べるわけでもありません。

 

食べ物を燃やしてみて、残った灰を水に溶かし、その水溶液をリトマス試験紙で調べるのです。燃やしてしまえば甘いも酸っぱいもありませんから、梅干しだってアルカリ性食品に分類されるわけです。
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アルカリ性食品の代表的なものは、ひじき、ワカメ、昆布、干しシイタケ、大豆、ほうれん草、ゴボウ、サツマイモ、ニンジン、里芋、メロン、レモンなどです。酸性食品は肉類、魚類、卵、米などです。

 

では、なぜアルカリ性食品が体にいいのでしょうか?酸性の食品ばかり食べている人の尿は、アルカリ性の食品を多く摂る人に比べて酸性に傾きますが、これはやっぱり問題ありです。

 

たとえば痛風の場合、原因となる尿酸が腎臓から溶け出しやすくなり、腎臓結石の場合も、酸性の尿の方が結石が出来やすくなってしまうのです。

 

ちなみに一昔前までは結石になると、お医者さんに「水分をいっぱい摂って石を出してしまいましょう」と言われたものですが、最近では野菜や海藻などを多く食べる様に指導されます。

 

さて、ここまで読むとリトマス試験紙を買ってきてペロリと舐めて、自分が酸性人間かアルカリ性人間か調べてみたくなったのではありませんか?しかし、残念ながらそれは無理です。
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人間の体は、食べ物によって酸性やアルカリ性に傾くようなことはないのです。傾いたら大変、それはもう重病です。

 

人間の体は腎臓と肺でバランスをとっているので、いつも一定のph(酸性・アルカリ性の度合い)を保っています。人間の血液などの体液のphは7.3~7.5の弱アルカリ性が常識なのです。

 

極端に偏った食生活を送っていたら尿に変化も現れますが、これも細かく検査して初めて分かるような微細なものです。毎日お肉を1キロ食べ続けても、いきなり酸性人間になったりはしないので安心してください。

 

さらに、食品を酸性・アルカリ性に分けて考えるのは、かなり大昔のスイスの学者が発表した説で、いまだにこだわっているのは日本だけだという話もあります。

 

となると食べ物を酸性だのアルカリ性だのと分けても、あまり意味がないのかもしれません。

梅干しは確かに消化過程でクエン酸を生じて、エネルギー源としては素晴らしい食べ物です。
しかし、食べ過ぎると、塩分の摂り過ぎで胃を荒らしたりするなどということもあるので、1日1個か2個にしておきましょうね。
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